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嫌われない鍼治療を行うために(同業者向け)

当院でも行っている鍼灸治療。

怖いという方が多く、やったことがある人が極端に少ない。(全人口の約5.2%)継続治療を行う人も少ないとのこと。

そんなイメージを作らないために、

①副作用を理解し患者様に説明を行う。

②技術知識不足での過誤を防止する。

ことが必要。

特に必要なことをピックアップ。


1.出血・・・血友病や、抗血栓薬に注意。血液凝固までの時間は約3分。5番鍼以上の鍼を使うときは注意する。刺入の速度が速すぎると神経、血管に刺さるリスクがあがる。

2.気分不良・・・問診時に体調をしっかり聞く。オーバードーズによる自律神経反に注意。

3.脳虚血・・・長時間の座位での刺鍼は避ける。起きてしまった場合は足を頭より上げた状態で回復を待つ。鍼によるものでなくレッドフラッグの場合もあるので注意する。

4.切皮痛・・・鍼灸師の技術の見せ所。前柔法をしっかり行う。触圧覚や、ヘルツの法則を使う。

5.違感覚・・・細胞損傷が原因となる。細胞損傷による違和感が出た場合は微弱電流で消失できる。過剰刺激でも起こるので注意。

6.症状悪化・・・筋弛緩が原因となる場合が多い。『抗重力筋』を緩めすぎると重力に対して対応できなくなるので注意。対処法としては鍼で悪くなったものは、手技やテーピングで対応するが吉。交感神経を抑えることによる疼痛の出現の場合もある。

7.感染症・・・意外と多い、シャーレを清潔にしておく。

8.臓器損傷・・・腰部は最短5cmで腎に達する恐れあり。『正確な位置の把握必須』

情報共有をしながら患者様がもつ鍼灸へのイメージを良くしていきたい。

提携院募集中。詳しくはお問い合わせください。

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